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自家焙煎で自分好みのコーヒーを味わおう!自家焙煎の手順を詳しく解説

コーヒーの香りや風味を決めるうえで、焙煎は非常に重要な行程となります。

コーヒーのテイストにこだわりたいという方は、自家焙煎にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

自分で焙煎を行うことで自分好みのコーヒー豆を生み出すことができ、より美味しくコーヒーが味わえます。

今回は自家焙煎に必要となる道具から自家焙煎の手順、飲み頃の時期、焙煎後のコーヒー豆の保存方法まで、自家焙煎について詳しく紹介します。

ぜひ参考にして、自家焙煎にチャレンジしてみてください。

焙煎に必要な道具を準備しよう

自家焙煎を行うためには、まずは焙煎に必要な道具を揃える必要があります。

自家焙煎を行うために必要となる道具は次のとおりです。

  • 手網
  • ザル
  • 軍手
  • タイマー
  • 計量器
  • うちわ
  • ドライヤー

手網は生豆を煎るのに使用し、ザルは生豆の洗浄や冷却に必要となります。

焙煎を行う際はムラなく焙煎を行えるよう、手網を手で持って動かし続けなければいけません。

火傷をしないように、軍手を準備しておきましょう。

また、生豆は火を止めて焙煎を止めても、豆に熱がこもっていると焙煎は進行してしまいます。

そのため、好みのテイストで焙煎を止めるためには、火を止めたら一気に冷却を行い焙煎の進行を止める必要があります。

スムーズに冷却を行えるよう、うちわやドライヤーを用意しておきましょう。

タイマーは焙煎の進み具合を計るために使用します。

焙煎にかかる時間を正確に把握しておくことで、次回以降の焙煎で味の再現や調整が行いやすくなります。

そのほか、生豆を計量するための計量器も準備しておきましょう。

自家焙煎の手順

焙煎に必要な道具を揃えたら、さっそく焙煎を行っていきましょう。

焙煎の手順は次のとおりです。

1.欠点豆を取り除く

生豆の中には豆が欠けているものや、虫食いが発生しているもの、変形しているものが混じっていることがあります。

欠点豆が混じったまま焙煎を行ってしまうとコーヒーの味が落ちてしまうので、じっくり時間をかけて欠点豆を取り除いていきましょう。

2.生豆を洗う

欠点豆を全て取り除いたら、生豆を洗っていきます。

米を研ぐように短い時間でさっと洗い、生豆の表面についた薄皮や汚れを落としていきます。

水が透明になり、汚れが出なくなるまで洗いましょう。

3.水抜き

次に生豆の水分を蒸発させる、水抜きを行います。

生豆は約10%中ほどが水分となっており、水分を含んだ状態で焙煎を行ってしまうと奥まで熱が届かず生焼け状態になってしまいます。

生豆の奥まで熱を行き渡らせるために、水抜きを行い生豆に含まれている水分を飛ばしていきます。

手網や鍋に生豆を入れて、弱火でじっくりと火にかけていきます。

鍋や手網はコンロに置かず、手に持ったまま軽く振り続けてください。

生豆が水分を含んでいるときは、手網や鍋を振っても生豆はあまり動かず音もジャッジャっというような鈍い音がします。

水分が抜けてくると、軽く振るだけで生豆が動き音もシャカシャカと軽い音がします。

生豆にもよりますが、5分ほどで水抜きは完了します。

4.焙煎

水抜きが完了したら、火力をあげて焙煎を行っていきます。

火力は中火か強火に設定しましょう。

弱い火力で焙煎すると焙煎に時間がかかりすぎてしまい、豆の風味が失われてしまうので注意が必要です。

また、焙煎する際はムラなく均等に焙煎できるよう、絶えず鍋を揺すって動かし続けてください。

5.「1ハゼ」

焙煎を始めてから10分ほどでパチパチという破裂音がし始めます。

この破裂音は生豆の内部が膨張して割けることで起こるもので、「ハゼ」と言われています。

ハゼは焙煎の進行度合いを示す指標でもあります。

2ハゼのタイミングで焙煎を止めるのが一般的ですが、好みにあわせて1ハゼのタイミングで焙煎を止めても問題ありません。

1ハゼの発生直前焙煎をを止めると「ライトロースト」、1ハゼの発生途中で焙煎を止めると「シナモンロースト」、1ハゼが終わる頃には「ミディアムロースト」の焙煎度合いになっています。

6.「2ハゼ」

1ハゼが終わって2~3分後に、2回目のハゼがきます。

1ハゼに比べ2ハゼは音が小さいので、聞き逃さないように注意しましょう。

2ハゼに入る頃には、コーヒーらしい香りも漂ってきます。

また、2ハゼに入ると焙煎の進行具合が加速するので、好みの焙煎度合いを逃さないように注意を払いながら焙煎を行っていきましょう。

2ハゼの開始直後に焙煎を止めると「シティロースト」、2ハゼの途中に焙煎を止めると「フルシティロースト」、2ハゼ終了直前に焙煎を止めると「フレンチロースト」、2ハゼが終わってから焙煎を止めると「イタリアンロースト」となります。

7.冷却

好みの焙煎度合いになったら火を止め、ザルなどに移して一気に冷却していきます。

火を止めても豆が高温な状態のままでは、どんどん焙煎が進行してしまいます。

そのため、焙煎が進行しないように火を止めてザルにあげたら、うちわや扇風機を使って一気に冷却していきましょう。

粗熱が取れたら、あとは完全に冷めるまで置いておきましょう。

美味しく味わえるのは焙煎から4~5日後

自家焙煎したコーヒー豆には飲み頃の時期があり、焙煎から4~5日後が美味しく味わえる時期となっています。

焙煎直後でも飲めないわけではありませんが、焙煎直後の豆は煙やガスが抜けきっておらず味が安定しないため美味しくコーヒーを淹れられないことがあります。

焙煎してから4~5日後にはガスが抜けて味が安定しだすので、焙煎から4~5日を目安にコーヒーを淹れましょう。

また、コーヒー豆が余ってしまった場合は、保存缶や真空パックなどに入れ、冷蔵庫で保存しておきましょう。

コーヒー豆は湿度や高温、日光、空気に弱く、適正に保存をしなければ味が劣化してしまいます。

保存にはくれぐれも注意しましょう。

まとめ

自分好みのテイストでコーヒーを味わいたいという方は、自家焙煎にチャレンジしてみましょう。

既製品では味わえないオリジナルの味を生み出せるのは、自家焙煎ならではの魅力です。

焙煎時間を変えることで、多様な味が楽しめます。

生豆の焙煎時間や冷却時間など少しのタイミングで味が変化してしまうので最初は難しく感じるかもしれませんが、繰り返し焙煎を行いぜひ自分好みの味を見つけてみてください。

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