贈り物の定番ともいえるコーヒーギフト。

保存も効きますし、おしゃれなものもたくさんあります。

さらに一番のメリットは、相手に合わせてコーヒーギフトのタイプを選べることでしょう。

でもコーヒーギフトって、いろんな種類があってどれがいいのかってよくわからないですよね。

そこでこの記事では、相手に合わせたコーヒーギフトの選び方から、そのおすすめ商品までご紹介していきます。

相手に合わせたコーヒーギフトの選び方と特徴とは？

コーヒーギフトを選ぶときのポイントは２つあります。それは値段と種類です。

ギフトとして贈るのに、どれくらいの金額を使用するかはケースバイケースですよね。

なのでまずはこの予算を決めてしまうのがおすすめです。

ちなみに普通のコーヒーギフトであれば、だいたい3,000円程度用意しておけば大丈夫です。

あまり予算をかけても量が増えるだけなので、もっと予算をかけるのであればクッキーなどのお菓子と組み合わせるのもおすすめです。

逆にちょっとしたお礼であれば、1,000円もあれば十分でしょう。

その次にコーヒーギフトには、主に3種類あります。

• インスタントコーヒー
• ドリップバッグ
• コーヒー豆・粉

この3つです。

それぞれに特徴やメリット・デメリットがあるので、相手に合わせて選んでいくことが重要です。

インスタントコーヒーの特徴

コーヒーギフトとしての、インスタントコーヒーの特徴はこちら。

• 誰でも簡単
• お手軽
• 初心者の方におすすめ

お湯にすぐ溶けるインスタントコーヒーの一番の特徴は、やはりその手軽さです。

コーヒー初心者の方や、それほどコーヒーにこだわりのない方、それに日常的にコーヒーを飲む方にもおすすめです。

インスタントコーヒーはお湯さえあれば作れるので、朝時間がない人や、旅行先で飲むという人にもおすすめです。

ドリップバッグの特徴

コーヒーギフトとしての、ドリップバッグの特徴はこちら。

• インスタントに比べて美味しい
• 初心者でも簡単に本格的なコーヒーが飲める
• デザインがおしゃれ

ドリップバッグは袋を開封するとコーヒー粉がセットされていて、自分で手軽にドリップができるものです。

ドリップして作る分、インスタントコーヒーよりも本格的な味が楽しめます。

ドリップといってもそれほど難しいものでもなく、ゆっくりとお湯を注げば大抵のものは簡単に作ることができます。

またインスタントコーヒーに比べると、おしゃれでかわいいパッケージが多いのも特徴です。

そのため女性にプレゼントするには喜ばれるかもしれません。

会社員の休憩時間や午後に時間の空く主婦さんなど、1日のうちでゆったりとした休憩時間を持ちたい方におすすめです。

コーヒー豆・粉

コーヒーギフトとしての、コーヒー豆・粉の特徴はこちら。

• 種類が豊富
• プレゼントする難易度が高い
• こだわり派の人にもプレゼントできる

コーヒー豆、もしくは粉をプレゼントするときには、相手がどれほどコーヒーが好きなのかを知っておく必要があります。

どんなコーヒーが好きなのか、普段はどこのコーヒーを飲んでいるのか、自宅ではどんな淹れ方でコーヒーを飲んでいるのか。

この３つを押さえておけば、ギフトは選びやすいと思います。

たとえば自宅でお気に入りのコーヒー屋さんで買った豆を、毎朝挽いてドリップしているという人と

スーパーでコーヒー粉を買ってきて、朝コーヒーメーカーで淹れているという人ではプレゼントするコーヒーが変わってきます。

コーヒー豆・粉をあげるときには、相手の好みをできるだけ知っておいた方がいいと言えるでしょう。

＜コーヒーギフト＞インスタントコーヒーの人気おすすめランキング１０選

第１０位　インスタントコーヒープレミアムブラックギフト ZIC-30F

インスタントコーヒーを毎日飲むという人にはやはり量があるほうが喜ばれます。

値段から見てもちょうどいい価格帯と言えると思います。

第９位　AGFギフト ちょっと贅沢な珈琲店 スティック プレミアムブラック 48本 ZST-30

こちらも3,000円程度で、コーヒーギフトとしてはぴったり。

コーヒー飲みなので、コーヒーが好きな人におすすめ。

第８位　キャピタル シングルオリジンコーヒー詰合せ SO-20

インスタントコーヒーでも、品質にはこだわりたいという人にはこちらのギフトがおすすめです。

シングルオリジンという限られた場所で採れたコーヒーのみを使用しています。

こちらの２つはモカとキリマンジャロです。

第７位　AGF ブレンディ カフェラトリー スティック アソート 20本

コーヒーだけでなく、様々な味が楽しめるので女性におすすめです。

量は少なめなので、ちょっとしたお礼などのプレゼントにいいかもしれません。

第６位　AGF マキシム ブラックインボックス アソート 50本

こちらはブレンドが４種類で、50本入っています。

コーヒーのみですがお値打ちなコーヒーギフトとしてはおすすめです。

第５位　ブレンディスティックカフェオレコレクション287-3752-045

言わずと知れたブランド、ブレンディスティックの32本入。

コーヒーギフトとしてのコスパに優れた商品です。

半分がコーヒーで、紅茶オレやココアオレなどがもう半分を占めています。

そのため、コーヒーにそれほどこだわりのない方にもプレゼントしてみても喜ばれるかもしれません。

また、本数などは他にもバリエーションがあるため、相手に合わせて変えるのもおすすめ。

第４位　インスタントコーヒープレミアムブラックギフト ZIC-20F

やはりインスタントコーヒーのギフトといえば、これですよね。

王道中の王道なので、迷ったらこれをあげておくのがいいかもしれません。

コーヒーが好きで、毎日インスタントコーヒーを飲むという人におすすめです。

第３位　スヌーピー スティックコーヒーギフトセット

かわいいスヌーピーのコーヒーギフトなら、喜ばれること間違いなし。

コーヒーはINIC COFFEEが監修しており、普通のインスタントよりおいしいと評判です。

使い終わった瓶をなにに使うかを考えるだけでも、ちょっとわくわくしますよね。

普段よくインスタントコーヒーを飲むという人にあげても喜ばれそうです。

第２位　ネスレ スターバックス プレミアム ミックス ギフト SBP-20S

普段よくスタバによくいくという人なら、スタバのコーヒーギフトがおすすめ。

Amazonや楽天で買うとこちらのセットがおすすめですが、公式のオンラインショップにはスターバックスVIAという商品もあります。

そちらは開発に20年以上かかったそうで、相手によって変えてみるのもいいかもしれません。

このセットならブラックコーヒーが苦手という人にも、これなら手軽にプレゼントできそうです。

第１位　ブルーボトル ミニチョコとインスタントのセット

コーヒー業界のアップルと言われるブルーボトルコーヒーからも、インスタントコーヒーが販売されています。

長時間かけて低温で抽出したコーヒーを急速に冷却することで、インスタントしてのコーヒーのおいしさを極限まで高めたそう。

ミニチョコとのセットになっているのもうれしいですね。

普通のインスタントコーヒーじゃ満足できないという方や、おしゃれなコーヒーギフトをプレゼントしたいという方におすすめです。

＜コーヒーギフト＞ドリップバッグの人気おすすめランキング１０選

第１０位　潤味ドリップコーヒープチギフト

手書きフォントが印象的なドリップバッグ。

お世話になったあの人へのプレゼントに最適です。

これ以外にも、お誕生日おめでとうシリーズなどもあるので相手に合わせて変えてみるのもいいかもしれません。

第９位　UCC コーヒーギフト ドリップコーヒー ブルーマウンテンブレンド MRV-30B

最高級のブルーマウンテンコーヒーを使ったブレンドコーヒーです。

金色のパッケージが高級感を引き立てています。

意外とお値打ちなので、自分用に買ってみるのもおすすめです。

第８位　ホテルオークラ オリジナルドリップ珈琲セット HO-20M

ギフトにはブランド名が大事なこともありますよね。

ホテルオークラなら、誰もが喜んでくれること間違いなしです。

第７位　UCC 旅カフェ ドリップコーヒー ご当地珈琲めぐり

日本全国を旅した気になれるドリップバックです。

その土地の喫茶店をめぐって、その土地の特徴的な味を再現したそう。

コンセプトも面白いコーヒーです。

第６位　AGF プレミアムドリップ ドリップオンザワールド アソート

第７位が日本全国だったのに対して、こちらは世界のコーヒースタイルが楽しめるようになっています。

国によってコーヒーの文化は違うので、毎日違う国へ旅するようにコーヒーを楽しむのもいいですね。

第５位　AGF 煎 レギュラーコーヒー プレミアムドリップ 香醇 澄んだコク 20袋

澄み切った味わいなので、ブラックコーヒーにしてもかなり飲みやすいと評判です。

パッケージは高級感がありますが、値段はお手頃なのでおすすめ。

第４位　AGF 煎 レギュラーコーヒー プレミアムドリップ 濃厚 濃厚 深いコク 20袋

こちらはしっかりとしたコクが特徴。

コーヒー好きな人にはこちらのほうが好まれるかもしれません。

第３位　ロクメイコーヒー コーヒーギフト COTONARA 日常を豊かにする4種のブレンド - プレゼント

自家焙煎のスペシャルティコーヒー専門店、ロクメイコーヒーからもコーヒーギフトが販売されています。

焙煎の全国大会で優勝するほどのレベルのため、味は折り紙付き。

第２位　ネスレ日本 スターバックス オリガミ パーソナルドリップコーヒーギフト SBW-11S

ギフトには、スタバのブランド力もかかせません。

普段からよくスタバを利用するというひとには、喜ばれること間違いなしです。

第１位　UCC コーヒー ギフト カフェメール ドリップコーヒー 

パッケージもおしゃれでかわいいため、コーヒーギフトには最適です。

いろいろな国のコーヒーが選べて、味の違いも楽しめます。

＜コーヒーギフト＞コーヒー豆・粉の人気おすすめランキング５選

第５位　椿屋珈琲 木樽入り珈琲セット

椿屋珈琲オリジナルブレンドを木樽に入れた贈答用のコーヒーです。

アドバンスドコーヒーマイスターの店主さんが厳選した珈琲なので、味は間違いなし。

第４位　土居珈琲 人気銘柄セット

人気のコーヒー店、土井珈琲から人気銘柄セットが販売されています。

こちらもコーヒー好きに送れば喜ばれること間違いなしです。

第３位　ロクメイコーヒー シングルオリジンコーヒー飲み比べセット

シングルオリジンコーヒーとは、１つの農園や１つの区画で取れたコーヒーのこと。

場所が限定されている分、品質も折り紙付き。

コーヒーの味やクオリティにとてもこだわる方におすすめです。

第２位　スターバックス レギュラーコーヒーギフト SRK-45S レギュラー(粉)

知名度の高いブランドなら、ギフトにはぴったりです。

スタバの場合は店舗に行ってもギフト用で購入することができます。

第１位　ブルーボトル コーヒーとチョコレートのペアリングセット

コーヒー界のアップルと言われるブルーボトルから、コーヒーのペアリングセットが販売されています。

パッケージもおしゃれなので、おしゃれ好きな若い人におすすめです。

まとめ

１口にコーヒーギフトといっても、インスタント、ドリップバッグ、コーヒー粉など、その種類は多様です。

渡したい相手が普段どのようにコーヒーを楽しんでいるのかを知っておけば、ギフトも選びやすいはず。

ちょっとしたお礼から、お祝い事など、時と場合に合わせて選んでみてください。

現在は、自宅でもエスプレッソマシンがあるので挽きたての美味しいコーヒーが作れるようになっています。

専門のコーヒー店で自分が気に入ったコーヒー豆を買うのもいいでしょうが、ネット通販で買うのもおすすめです。

ここでは、コーヒー豆をネット通販で買うときポイントなどについてご紹介します。

コーヒー豆をネット通販で買うときのポイントとは？

最近は、便利であるためネット通販を利用して商品を買う人が多くなってきています。

このようなネット通販はコーヒー豆が自宅にいながら買えるメリットがありますが、色や香りなどをチェックできないことがデメリットです。

コーヒー豆をネット通販で買うときは、またお店とは違った買い方があります。

きちんとネット通販を判断して、自分が気に入ったコーヒー豆を買いましょう。

ここでは、コーヒー豆をネット通販で買うときのポイントについてご紹介します。

自分が好きな銘柄のコーヒー豆を見つける

まず、自分が好きな銘柄のコーヒー豆をネット通販で見つけましょう。

コーヒー豆の有名な銘柄としては、キリマンジャロやグァテマラ、ブルーマウンテンなどがあります。

苦みやコク、酸味が、それぞれのコーヒー豆によって違っています。

キリマンジャロの特徴は上品なコクと強い酸味、グァテマラの特徴は甘い香りとほどいい酸味です。

ブルーマウンテンは、「コーヒーの王様」ともいわれており、酸味、苦み、コクがちょうどいいバランスの銘柄です。

ブレンドかストレートかで買う

失敗が無くておすすめなのは、ブレンドかストレートかで買うことです。

ブレンドコーヒーは、いくつかの産地のコーヒー豆を混ぜたものです。

「～ブレンド」と専門のコーヒー店などで書いているものが、ブレンドコーヒーです。

ブレンドして、酸味、苦み、コクがいいバランスになるようになっています。

個性はストレートコーヒーのように強くないため、コーヒーを家族で楽しむようなときにはおすすめです。

一方、ストレートコーヒーは、単一産地の一つの産地から採ったコーヒー豆を使用しています。

先にご紹介したキリマンジャロやブルーマウンテンなどが、ストレートコーヒーになります。

好きな銘柄があれば、ストレートコーヒーのように魅力がそれぞれあるようなものを買いましょう。

しかし、はっきりした個性があるため、好みがわかれるときもあります。

その味が、家族の中には得意でないような人がいるかもしれません。

焙煎度合いを上級者は確認する

焙煎度合いでコーヒー豆を買うのもいいでしょう。

コーヒー豆が同じでも、酸味、苦み、甘味などは焙煎度合いによって違います。

焙煎度合いとしては、深煎りから浅煎りまで段階が8つあります。

一般的に、深煎りはコクがあり苦みが強く、浅煎りはまろやかで酸味が強いことが特徴です。

ハイローストやミディアムローストが、迷ったときはおすすめでしょう。

価格も大切である

コーヒーを毎日飲むときは、価格も大切です。

ネット通販で買えるコーヒー豆は、1,000円以内～2,000円台まで価格帯はいろいろです。

価格は1gあたりでは、1円以下～5円以上のものがあります。

1杯分のコーヒーを作るには、コーヒー豆が10gくらい必要です。

1杯分がどの程度になるかをベースにして、コーヒー豆を買うのもいいでしょう。

人気のコーヒー豆とは？

ここでは、人気のコーヒー豆についてご紹介します。

「KIRKLAND シグネチャー スターバックス ロースト ハウスブレンドコーヒー」

専門のコーヒー店として非常に人気が高いスターバックスコーヒーが使用している「HOUSE BLEND」というコーヒー豆とコストコがコラボしたものです。

ミディアムローストですが、深煎りが好きな人でもコクと酸味が強いため美味しく飲めます。

「AGF ちょっと贅沢な珈琲店 レギュラーコーヒー スペシャル・ブレンド」

最高クラスのブラジル産のコーヒー豆を使用した粉タイプのAGFのブレンドコーヒーです。

コーヒー鑑定士が作った贅沢なもので、専門のコーヒー店の味が自宅で楽しめます。

オリジナルのAGFの焙煎技術によって、焙煎の温度と時間を調節し、いいバランスの酸味と苦み、リッチな香りがあります。

「小川珈琲店 カフェインレスブレンド」

小川珈琲は、京都で1952年に生まれた老舗の専門のコーヒー店です。

店舗は、京都をメインに首都圏や関西にも展開しています。 アフターミックス製法を、この小川珈琲店のコーヒー豆は採用しています。

十分にコーヒー豆の特性が発揮できるように、コーヒー豆のそれぞれの状態に応じて焙煎した後にブレンドしたものです。

また、97%以上カフェインをカットしています。

そのため、カフェインを摂るのが心配な方にはおすすめです。

抜群のコストパフォーマンスのコーヒー豆とは？

ここでは、抜群のコストパフォーマンスのコーヒー豆についてご紹介します。

「ユニカフェ オリジナルブレンド ベーシック」

ユニカフェのオリジナルブレンドで、適度な苦みと酸味が飲みやすい中煎りのものです。

400g入りの1袋で、コーヒーが約50杯分抽出できます。

1gあたりの価格は1円以下という、びっくりするようなコストパフォーマンスです。

美味しいレギュラーコーヒーを手軽に飲みたいときにはおすすめです。

「アバンス 徳用 キリマンブレンド」

キリマンジャロのコクと豊かな酸味が楽しめるようにブレンドされたものです。

煎りたての香りを閉じ込めるために、焙煎した後にすぐにコーヒー豆をパッケージに入れています。

キリマンジャロを好む人におすすめです。

「ヒルス コーヒー 豆 リッチブレンド」

ヒルスコーヒーは、アメリカのサンフランシスコで1878年に生まれた老舗です。

多くあるヒルスコーヒーの商品の中においても、リッチブレンドが最も人気があります。

深煎りの焙煎度合いで、上質な香りと豊かなコクが特徴です。

まとめ

コーヒー豆を買うならネット通販で買う方法はいかがでしたでしょうか？

コーヒー豆をネット通販で買うときは、ぜひ参考にしてくださいね。

コーヒーの香りや風味を決めるうえで、焙煎は非常に重要な行程となります。

コーヒーのテイストにこだわりたいという方は、自家焙煎にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

自分で焙煎を行うことで自分好みのコーヒー豆を生み出すことができ、より美味しくコーヒーが味わえます。

今回は自家焙煎に必要となる道具から自家焙煎の手順、飲み頃の時期、焙煎後のコーヒー豆の保存方法まで、自家焙煎について詳しく紹介します。

ぜひ参考にして、自家焙煎にチャレンジしてみてください。

焙煎に必要な道具を準備しよう

自家焙煎を行うためには、まずは焙煎に必要な道具を揃える必要があります。

自家焙煎を行うために必要となる道具は次のとおりです。

• 手網
• ザル
• 軍手
• タイマー
• 計量器
• うちわ
• ドライヤー

手網は生豆を煎るのに使用し、ザルは生豆の洗浄や冷却に必要となります。

焙煎を行う際はムラなく焙煎を行えるよう、手網を手で持って動かし続けなければいけません。

火傷をしないように、軍手を準備しておきましょう。

また、生豆は火を止めて焙煎を止めても、豆に熱がこもっていると焙煎は進行してしまいます。

そのため、好みのテイストで焙煎を止めるためには、火を止めたら一気に冷却を行い焙煎の進行を止める必要があります。

スムーズに冷却を行えるよう、うちわやドライヤーを用意しておきましょう。

タイマーは焙煎の進み具合を計るために使用します。

焙煎にかかる時間を正確に把握しておくことで、次回以降の焙煎で味の再現や調整が行いやすくなります。

そのほか、生豆を計量するための計量器も準備しておきましょう。

自家焙煎の手順

焙煎に必要な道具を揃えたら、さっそく焙煎を行っていきましょう。

焙煎の手順は次のとおりです。

1.欠点豆を取り除く

生豆の中には豆が欠けているものや、虫食いが発生しているもの、変形しているものが混じっていることがあります。

欠点豆が混じったまま焙煎を行ってしまうとコーヒーの味が落ちてしまうので、じっくり時間をかけて欠点豆を取り除いていきましょう。

2.生豆を洗う

欠点豆を全て取り除いたら、生豆を洗っていきます。

米を研ぐように短い時間でさっと洗い、生豆の表面についた薄皮や汚れを落としていきます。

水が透明になり、汚れが出なくなるまで洗いましょう。

3.水抜き

次に生豆の水分を蒸発させる、水抜きを行います。

生豆は約10%中ほどが水分となっており、水分を含んだ状態で焙煎を行ってしまうと奥まで熱が届かず生焼け状態になってしまいます。

生豆の奥まで熱を行き渡らせるために、水抜きを行い生豆に含まれている水分を飛ばしていきます。

手網や鍋に生豆を入れて、弱火でじっくりと火にかけていきます。

鍋や手網はコンロに置かず、手に持ったまま軽く振り続けてください。

生豆が水分を含んでいるときは、手網や鍋を振っても生豆はあまり動かず音もジャッジャっというような鈍い音がします。

水分が抜けてくると、軽く振るだけで生豆が動き音もシャカシャカと軽い音がします。

生豆にもよりますが、5分ほどで水抜きは完了します。

4.焙煎

水抜きが完了したら、火力をあげて焙煎を行っていきます。

火力は中火か強火に設定しましょう。

弱い火力で焙煎すると焙煎に時間がかかりすぎてしまい、豆の風味が失われてしまうので注意が必要です。

また、焙煎する際はムラなく均等に焙煎できるよう、絶えず鍋を揺すって動かし続けてください。

5.「1ハゼ」

焙煎を始めてから10分ほどでパチパチという破裂音がし始めます。

この破裂音は生豆の内部が膨張して割けることで起こるもので、「ハゼ」と言われています。

ハゼは焙煎の進行度合いを示す指標でもあります。

2ハゼのタイミングで焙煎を止めるのが一般的ですが、好みにあわせて1ハゼのタイミングで焙煎を止めても問題ありません。

1ハゼの発生直前焙煎をを止めると「ライトロースト」、1ハゼの発生途中で焙煎を止めると「シナモンロースト」、1ハゼが終わる頃には「ミディアムロースト」の焙煎度合いになっています。

6.「2ハゼ」

1ハゼが終わって2～3分後に、2回目のハゼがきます。

1ハゼに比べ2ハゼは音が小さいので、聞き逃さないように注意しましょう。

2ハゼに入る頃には、コーヒーらしい香りも漂ってきます。

また、2ハゼに入ると焙煎の進行具合が加速するので、好みの焙煎度合いを逃さないように注意を払いながら焙煎を行っていきましょう。

2ハゼの開始直後に焙煎を止めると「シティロースト」、2ハゼの途中に焙煎を止めると「フルシティロースト」、2ハゼ終了直前に焙煎を止めると「フレンチロースト」、2ハゼが終わってから焙煎を止めると「イタリアンロースト」となります。

7.冷却

好みの焙煎度合いになったら火を止め、ザルなどに移して一気に冷却していきます。

火を止めても豆が高温な状態のままでは、どんどん焙煎が進行してしまいます。

そのため、焙煎が進行しないように火を止めてザルにあげたら、うちわや扇風機を使って一気に冷却していきましょう。

粗熱が取れたら、あとは完全に冷めるまで置いておきましょう。

美味しく味わえるのは焙煎から4～5日後

自家焙煎したコーヒー豆には飲み頃の時期があり、焙煎から4～5日後が美味しく味わえる時期となっています。

焙煎直後でも飲めないわけではありませんが、焙煎直後の豆は煙やガスが抜けきっておらず味が安定しないため美味しくコーヒーを淹れられないことがあります。

焙煎してから4～5日後にはガスが抜けて味が安定しだすので、焙煎から4～5日を目安にコーヒーを淹れましょう。

また、コーヒー豆が余ってしまった場合は、保存缶や真空パックなどに入れ、冷蔵庫で保存しておきましょう。

コーヒー豆は湿度や高温、日光、空気に弱く、適正に保存をしなければ味が劣化してしまいます。

保存にはくれぐれも注意しましょう。

まとめ

自分好みのテイストでコーヒーを味わいたいという方は、自家焙煎にチャレンジしてみましょう。

既製品では味わえないオリジナルの味を生み出せるのは、自家焙煎ならではの魅力です。

焙煎時間を変えることで、多様な味が楽しめます。

生豆の焙煎時間や冷却時間など少しのタイミングで味が変化してしまうので最初は難しく感じるかもしれませんが、繰り返し焙煎を行いぜひ自分好みの味を見つけてみてください。

皆さんコーヒーはお好きですか？

最近ではコーヒーの持つ健康効果が世界各地から挙げられているため以前よりコーヒーを愛飲する人が増えています。

ところが、1日に数杯のコーヒーで健康になれると信じていたのに実は、コーヒーなら何でもOKではなかったようです。

コーヒー好きさんにプレゼントするなら美味しいだけではなく健康にも良いコーヒーを飲んでいただきたいですよね。

そこで、この記事ではコーヒー好きさんに喜んでいただけるコーヒーの健康効果とコーヒー豆の新事実や購入方法などをまとめてみました。

ぜひ、ご覧くださいね♪

コーヒーは健康に良い？

コーヒーが健康に良いと言われる理由はコーヒーに含まれる成分のクロロゲン酸（CGA）だということはご存じの方もいると思います。

クロロゲン酸（CGA）とはどんな効果が期待できるのでしょう。

クロロゲン酸の2大効用

クロロゲン酸はポリフェノールの1種で、「炎症を軽減する」「カフェインの興奮作用を抑える」といった2大効用があるとされています。

特に、炎症の軽減では体内の炎症から発生するガン、糖尿病や自己免疫疾患、骨関節炎、さらにはアルツハイマー病といった疾患の予防につながることが分かっています。

そして、運動中のパフォーマンスを上げ、体内の酸化物質によるダメージも防いでくれるのです。

カフェイン効果

皆さんが良くご存じのカフェインによる効果は覚醒作用で頭をスッキリさせ集中力を高めること。

また、コーヒーを飲むとトイレが近くなる、利尿作用があるので体内の老廃物を排出させる効果もありますね。

クロロゲン酸（CGA）の含有量

上記のようにコーヒーにはカフェインによる効果がたくさんあるのですが、コーヒーの成分の1つクロロゲン酸（CGA）はコーヒーの産地によって含有量に大きな差があるようです。

SL28というケニア産のロースト豆は、3-CQAという有益なCGAを1kgあたり約24g含有していました。

これに対して、比較のためスーパーマーケットで入手したあるコーヒーは、1kgあたりの3-CQAがわずか1.8g程度だったのです。

『米国の医学博士が伝授する 人生を変えるコーヒーの飲み方』P.77より引用

参照：美味しくて身体に良いコーヒーの選び方｜豆で健康効果は変わる？

コーヒー豆によってCGAの含有量が違うというコーヒー。

皆さんがいつもスーパーマーケットで買っているコーヒーにはCGAがあまり含まれてない可能性があるのです。

とは言え、コーヒーにはカフェインという健康効果もあります。

でもこれが本当なら、コーヒーの産地はどこが良いのでしょう。

CGA含有量が多いコーヒーの産地

コーヒーの健康効果を期待してコーヒーを飲むようにしているのに効果があまりないなんて裏切られた気持ちになりますよね。

CGAがたくさん含まれたコーヒーの産地はケニアやエチオピア、コロンビア、ブラジル（一部の地域）などがあります。

これらの地域は赤道付近で暑い国だと思われがちですが実際は、昼は日光の紫外線が強く暑くなり、夜は寒いという寒暖差が激しい地域でもあるのです。

このような地域の環境に対応することでポリフェノール類が盛んに作り出されます。

コーヒー豆を購入する際は、原産地を確かめてから購入すると安心ですね。

焙煎の温度で健康効果が減少

CGA含有量が多いコーヒーが手に入っても、焙煎温度が高すぎるとNGなのだとか。

特に、深煎り豆のような焙煎温度の高いコーヒーをブラックで飲まない人にとっては「ただの砂糖入り、ミルク入りで高カロリーを摂取する飲み物」でしかなくなってしまうようです。

これでは、健康効果が減少してしまいますね。

ポリフェノールが破壊

深煎り豆は高温で焙煎するため豆に含まれるポリフェノールが破壊されてしまうのです。

また、ポテトチップスやフライドポテトに見られる発がん物質のアクリルアミドのような毒性物質が高温焙煎のコーヒーにも増加する恐れがあると言われています。

おすすめの焙煎方法

深煎りのコーヒーで健康を損ねたのではコーヒーを飲む意味がありません。

コーヒーは「浅煎り」で淹れることで健康効果の向上が見込まれます。

また、新鮮なコーヒー豆を手に入れる方法としては、大手の業者から購入するより街の焙煎業者から購入する方が良いようですよ。

コーヒーをプレゼントする時は、ちょっと手間ですが新鮮なコーヒー豆を売っている業者を探す価値はありそうですね。

コーヒー豆の保管場所

皆さん、コーヒー豆はどこに保管していますか？

コーヒー豆の保管場所のセオリーは冷暗所とされていますが、まれに冷蔵庫に保管されている方もいるようです。

でもそれってNGみたいですよ！

保管するのには日光の当たらない涼しい場所と説明書に書かれていますが、冷蔵庫に保管すると豆を出した時に豆の表面に結露が発生してしまいます。

それでは、せっかく冷暗所に保管していても意味がなくなってしまいますよね。

どちらにせよ、焙煎済みのコーヒー豆は開封して酸素に触れた瞬間から少しずつ劣化していくので3～4日で使い切れるように小分けで購入するのがベスト。

コーヒー豆の保存方法

コーヒー豆で大事なこと、それは鮮度です。

コーヒー豆は空気に触れると酸化してしまい味が劣化してしまいます。

それを防ぐ方法として、保存は豆を挽いた後の粉にしてからではなく、空気に触れる面積が少ない豆の状態で保存する方が良いとされています。

コーヒーの飲み頃

コーヒー豆を購入してすぐに飲むのは鮮度が良くて美味しいのでは？

と思われる方もいるようですが、コーヒー豆は焙煎直後から炭酸ガスが抜け始めます。

そのため、炭酸ガスの量が多くコーヒーの抽出が難しくなり味が安定しません。

コーヒーの飲み頃は、コーヒー豆の香りや風味が落ち着く焙煎3日後ほど、エスプレッソマシンなどでコーヒー豆を使用する時は2週間ほどが良いと言われています。

コーヒー豆の購入方法

コーヒーを美味しく飲むためには新鮮な豆を手に入れなくてはならないようです。

どこで購入すればいいのでしょう。

スーパーやコンビニ

お買い物ついでに購入することができるし、最近では大手メーカーのコーヒーもお手頃価格で買えますよね。

しかし、スーパーやコンビニで売られているコーヒーはすでにコーヒー豆が挽かれているもの。

利便性ということでは優れていますが、鮮度という意味ではパスした方が良いかもしれませんね。

ちなみに、スーパーやコンビニで売られているコーヒー豆のパッケージには「消費期限・賞味期限」などの記載はありますが焙煎日が書かれているものはほとんどありません。

自家焙煎のカフェ・コーヒー豆の専門店

 

最近では、自家焙煎のカフェやコーヒー豆の専門店も増えているので比較的簡単に手に入れることができますね。

自家焙煎のカフェでは、いつも飲んでいる豆を購入して自宅で淹れる楽しみもあります。

カフェで飲んだ豆と自分で淹れる豆が同じなのに味の違いに出会えるのではないでしょうか。

コーヒー豆の専門店なら種類も豊富に揃えられているため生豆でも購入することができるようです。

コーヒー好きさんにプレゼントする際にも、専門家に好みの味を伝えてピックアップしてもらいましょう。

生豆の場合は焙煎濃度も指定できるのでおすすめです。

この両者とも、購入した豆のパッケージに焙煎日の記載がされていることがほとんどですが、されていなくてもスタッフに聞けば焙煎日を知ることができます。

ネット通販

コーヒー豆はネット通販でも購入できます。

ネット通販なら店舗に出向く手間も省けますが、試飲できないところが残念ですね。

その代り、ネット通販のサイトにはコーヒーの味の特徴や濃度、酸味、苦味などが丁寧に説明されています。また、聞きたいことなどは質問できるように連絡先が書かれているサイトを選ぶことも大事なことです。

そして、ネット通販の大きなポイントは送られてくる日に合わせて焙煎されているということ！

通販業者が梱包する直前に焙煎を行っているため、鮮度もしっかり守られご自宅に届くころにはコーヒーの飲み頃となっているのです。

まとめ

この記事では、コーヒー好きさんにプレゼントするコーヒーを健康的に飲んでいただくための解説をしてきました。

また、美味しいコーヒーを飲むためには鮮度や焙煎日が大切なことから購入方法も紹介しています。

コーヒー好きさんにコーヒーをプレゼントする際にはぜひ、参考にしていただきたいと思います！